用事でしかたなく出かけた時のことです。帰り道に我が家の旦那様、今晩「はんぺんのお好み焼き」しよかと言いだしました。テレビで観たようです。
今晩のご飯は旦那様が調理してくれるのならと思い、買い物に行くつもりはなかったのですが、スーパーに寄りました。
はんぺん5枚、カットねぎ大パック、あげだまを購入。
牛筋肉も買おうとしていたので、買い置きしたものがあるよと助言させてもらいました。
せっかくスーパーに寄ったのだからと思い、私の方は、いかなごふるせ、あじ、とろけるチーズ(コレステロールカットのもの)を購入しました。
はんぺんでお好み焼き
材料
はんぺん 2枚
かっとねぎ 2/3パック
きゃべつ刻んだらええの?と聞いてみましたが、ねぎだけでいいそうです。
牛筋肉(圧力鍋で柔らかく炊き、冷凍保存していたもの)
あげだま 1/2袋
玉子 1個
料理酒
減塩だし醤油
みりん
作り方
① 牛筋肉を解凍し、お好み焼き用に小さめに切り、料理酒、減塩だし醤油、みりんで作った煮汁で、煮汁が少なくなるまでコトコト煮込みます。
「今晩のご飯は作ってもらえる!!」という思いの気のゆるみから、アプリにログインできないと悪戦苦闘していると煮込んでいることを忘れ、焦がしてしまいそうになりました。
パチパチと音が聞こえ「焦げてる?」とIHまで走るとギリギリセーフ。
台所に立っていたのは旦那様だったので「IHの近くにおるんやからもっと早く気づけよ」と心の中で思いましたが・・・。喧嘩を売るようなことはしませんよ。
晩ご飯作ってみようと思えただけでも素晴らしい。
というのも、独身時代はすべてのことを母にしてもらってい、自分で使った皿をシンクまで持っていくことでさえもしていなかった旦那様ですから、結婚当初は、野菜の切り方も分からない状態。
京の薄味といわれる京都で育った祖母の料理を見よう見まねで覚えた私の料理は口に合わず、「これ味ついとん?」といった状態でした。
強要はしませんが、たまに調理を手伝ってくれた時には「へーそんなことできるようになったん。すごいやん」と褒めて褒めて現在に至っています。
教育関係の知人の話によると、戦中、戦後の食べるものがない時代を生き抜いてきた子どもが親となり、自分のような苦労はさせたくないとの一心の思いで子育てした結果で、旦那様と同世代の男性は家事ができない方が多いそうです。
私の父も3人の叔父たちも全員調理できますから、「男子厨房に入らず」と言われていた時代に子育てした祖母の教育方針は、最前線の教育だったのかもしれません。
我が息子が、何もできない大人になったら困ると思い、「今からは共働きしないと生活が成り立たない時代やから、どんな家事でも男の子もできんとあかんよ。だからお母さんの手伝いはせんとあかん」と教育しました。
「でも、お父さんは何もせえへんやん」と息子が言ったことがありましたが、「お父さんが何もできひんのはお母さんのせいじゃないやろ。おばあちゃんが教えとってないのが悪いんやろ」というと「あーそうか」と素直に納得してくれたことを思い出します。
当たり前ですが、手伝うことが楽しかったわけではなく、「頼まれたことをしておかないと、機嫌が悪くなって口きいてもらえんなるから仕方なかった」んだそうです。
結婚した今では、日中1人で子育てする妻と家事分担し、「こうやったら簡単にできるで」と私が教えてもらうこともしばしばです。
ここからは、旦那様の作用の様子を観察したままお伝えします。
② はんぺん2枚を細かくちぎり、ナイロン袋に入れて、クチュクチュ揉みます。
③ ボールに移し、玉子を加え、ハンドミキサーで混ぜ空気を含ませます。
④ カットねぎ、牛筋肉、あげだまを入れてサックリと混ぜ合わせます。
⑤ サラダ油を敷いたフライパンに移し、蓋をして中火で焼きます。
「そんなにフライパンいっぱいに広げて、ひっくりかえせるん?」と聞いてみました。
→ フライパンをフリフリしてひっくり返そうとしているようでしたが、「このままでええか」とあきらめたようです。→ (笑)
牛筋肉は焦げる寸前まで煮込んであるし、はんぺんもねぎも生で食べても支障ない食品だし、蓋をして焼いていたので大丈夫でしょう。
できあがりはこんな感じです。
しかも、フライパンのままテーブルに。(笑)
男の料理ですね。
粉類は全く入っていないのですが、フワフワもちもちです。
ハンドミキサーを使うこともテレビで放送していたのか?自分で考えたのか?分かりませんが、空気を含ませたのが良かったようです。
牛筋肉を焦げる寸前まで煮込んだことが功を奏し、また、練り物であるはんぺんの塩分で調味料なしで美味しくいただけました。
はんぺんのマヨネーズ焼き
材料
はんぺん 1枚
マヨネーズ
作り方
① はんぺんを4等分に切ります。
② マヨーネズをのせ、オーブントースターでこんがりと焼きます。
できあがりはこんな感じです。
めちゃくちゃ簡単!!
おいしいけど、塩分摂り過ぎじゃないかな?
私やったら玉ねぎスライスやきのこものせるかな?
作ってもらったのでお口にチャック!!
「もう止めた」とへそをまげると扱いにくいので。
はんぺんの刺身
材料
はんぺん 1枚
減塩だし醤油
作り方
はんぺんを切るだけです。
できあがりはこんな感じです。
これ何?→はんぺんの刺身 だそうです。(笑)
わさびを付けて食べたら美味しかったです。
いかなごふるせのしょうがポン酢
任せていたら「はんぺん」ずくし。
ついでに「いかなごふるせ」買ってて良かった~。
材料
いかなごふるせ 1パック
生姜 1片
ポン酢
作り方
① いかなごをフライパンでこんがりと焼きます。
② しょうがの皮をスプーンのへりでこそげ取り、すりおろします。
③ すりおろしたしょうがとポン酢でいかなごを和えできあがりです。
今晩のご飯、お野菜少ないですね。ねぎだけです。
お任せだったので、仕方ないですね。
余談ですが・・・。
この記事を書いている時のことです。
信楽焼きの放送をしていました。
思わず見入ってしまいました。
信楽焼きといえば「たぬき」のイメージですが、白い器が紹介されていました。
白といっても真っ白ではなく、土の色が透けているような白です。
絵付けはされず、かわいい形。
写真を見ていただけばわかるように、お鍋のまま、またはフライパンのままの写真が多いのは、旦那様の帰りが遅いから、食べる前に温め直ししたいという思いもあるのですが、器にお金をかけられないという思いも大きいのです。
しかも我が家の場合は、外食した時のように1人分ずつセットするわけだはなく、おお皿にドーンと出し、自分の食べたい分を小皿に取るスタイルなので盛り付けたとしても、景品でもらったような器だったり、祖母が使っていた古~い器を出してきて使ったりといった状態です。
断捨離しきれなかった食器が食器棚にはあふれるほど入っているのに、使うのはいつも同じ物ばかりで、器、大事~と思ってしまいました。
そらそうか。料理は見た目8割。まず、目で食べると言いますものね。
ウィークデイはさておき、休日だけでも、今ある中でも料理に合うお洒落な器を選んで使ってみようかな。などと思ったりしています。
今ある食器を処分するのももったいないことです。
今は買い置き食材で、どこまで「ひらめきCOOKING」できるかの挑戦をしているわけですから、第一にひらめくことに力を注ぎたいと思います。
しかし、テレビで紹介されていた中で、「コンポート皿」はほしいと思いました。
毎朝、ヨーグルトと一緒に食べる果物。買ってきたものの置き場に困っています。
コンポート更に飾ったらおしゃれかな?なんて思っています。
今回も、思い出話を織り込みながら、長々と失礼しました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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