「体は食べたもので作られる」と、いつもお世話になっている管理栄養士さんのお言葉です。
若いから大丈夫と高を括っていても、誰しも歳を重ねることを避けることはできません。
食生活は若い頃からの積み重ねです。
今の食事を大切にしないと、将来ひどい目にあいます。
高齢者と言われる方々は、高血圧を患っておられる方が多いです。
高齢者の方々も若かった頃があり、その頃は十分な食べ物がなく、白飯が食べられる家庭は少なかったでしょう。
ヒエや粟や麦やらが混ざったご飯に塩辛いお漬物。
それすらも食べることができず、さつま芋で飢えをしのぎ、生き抜いてきた方々です。
今思えば、高血圧を発症しても全くおかしくない生活だったんです。
現代では、飽食過ぎて生活習慣病を発症する時代となり、食事のことを軽く考えすぎている。そんな若者たちに「おふくろの味」お伝えできるといいな。
そんな風に考えるようになりました。
たらのホイル焼き
<材料>
たら切り身 人数分
きゃべつ 1枚×人数分
にんじん 5㎝
エリンギ 2本
塩こしょう 少々
<作り方>
① きゃべつは、太めの千切りにします。
② にんじんは、長さを2等分にして、短冊切りにします。
③ エリンギは、細く手で裂きます。
④ 耐熱皿にアルミホイルを敷き、①②③をのせます。

1人前ずつ食卓に出せるように準備するのもいいのですが、我が家ではバイキング方式です。
などとカッコイイことを言ってりしていますが、めんどくさいだけです。
アルミホイルの節約にもなります。
⑤ 軽く塩こしょうをして、野菜の上にアルミホイルを被せます。
⑥ 野菜がしんなりするまで、オーブントースターで蒸し焼きにします。

塩こしょうをしていますので、野菜から出た水分で蒸し焼きになります。
⑦ 野菜の上にたらの切り身をのせ、たらに焼き色がつくまで、オーブントースターで焼きます。

たらに火が通るまで焼くと焦げすぎるようなら、あるにホイルを再度被せ蒸し焼きにします。

鯛や鮭などを使っても美味しいです。
野菜の自然な甘味が堪能できます。

野菜そのものの味を味わっていただきたいところですが、塩味が足りない場合には、ポン酢を付けてお召し上がりください。
掛けるよりも、皿に出したポン酢に付けて食べる方が減塩になります。
かぼちゃ・じゃがいも・とり肉の煮物
<材料>
かぼちゃ 1/4個
じゃが芋(小さいもの) 10個
さやいんげん 10本
ぶたうす切り肉 10枚
オリーブオイル 適量
粉末だし(あごだし) 1/2袋
みりん 大さじ1杯
濃口醤油 大さじ1杯
<作り方>
① ぶた肉は食べやすい大きさに切ります。
② かぼちゃは、種とわたをスプーンでこそげ取り、皮もところどころ剥きます。
③ ②を一口大に切ります。
④ じゃが芋は、皮を剥きます。
⑤ 熱した鍋にオリーブオイルを敷き、一度、鍋の粗熱を取ります。
⑥ ⑤に豚肉を入れ、オリーブオイルをからませてから火を点け、色が変わるまで炒めます。

熱々の鍋にぶた肉を入れると、ぶた肉が鍋にこびりつき、焦げの原因になります。この方法だと鍋にこびりつきにくくなります。

サラダ油を使ってもいいのですが、動脈硬化予防や便秘改善の効果が期待されるオリーブオイルがお勧めです。
⑦ かぼちゃ、じゃが芋も入れ、炒め合わせます。

じゃが芋は、切らずに丸ごと煮込みます。
ビタミンCの流出を少なくすることができます。
⑧ じゃが芋が透きとおってきたら、具材がひたひたにかぶるくらいの水を入れます。
⑨ 粉末だし、みりん、濃口醤油で調味します。
⑩ 煮汁が煮立ったら、味見をします。

最初は、みりん:濃口醤油=1:1で調味します。
味見をして塩味が足りないようなら、醤油を少しずつ追い足し味を整えます。

粉末だしには塩分が添加されています。購入する時には栄養成分表示を確認する癖をつけましょう。塩分、添加物無添加のものもありますので、そのような物を購入することをお勧めします。
⑪ じゃが芋、かぼちゃがグラグラと踊らないくらいの火かげんで柔らかくなるまで煮込みます。

キッチンペーパーを落とし蓋代わりに使います。
ぶた肉や野菜のアクを吸い取ってくれ便利です。
⑫ じゃが芋、かぼちゃが柔らかくなったら、長さを半分に切ったさやいんげんを入れ、火を止め自然に冷まします。

煮物は、冷める時に味が染み込みます。
⑬ 食べる前に温め直し、できあがりです。
ラディッシュときゅうりのサラダ
<材料>
ラディッシュ(葉つきのまま) 6個
きゅうり 1本
塩 少々
塩昆布 適量
エキストラバージンオリーブオイル 適量
<作り方>
① ラディッシュは、根を切り落とし、薄い半月切りにします。
② 葉は、細かく刻みます。
③ きゅうりは、千切りにします。
④ ①②③を合わせ、少量の塩で揉みしんなりさせます。

塩で野菜の水分を出すことで、塩昆布の旨味が染み込みやすくなります。
⑤ ④を硬く絞り、水分を出し切ります。

ここで味見をして、塩味が残っているようなら、サッと水洗いし塩分を抜きます。
水洗いした場合には、もう一度、硬く絞りましょう。
長く水に浸けた状態にならないように注意しましょう。ビタミンCは水溶性なので流出してしまいます。
⑥ 塩昆布とエキストラバージンオリーブオイルで和えます。
⑦ しばらくおき、味がなじめば、できあがりです。
簡単に調理できますので、「料理は苦手」という方も、チャレンジしてみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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